フェイキックIOL(ICL)の歴史とは?

フェイキックIOL(ICLとも言います)の手術は、比較的新しく考案された眼科手術です。では、フェイキックIOLはいつどこで考案され、始まったのでしょうか?フェイキックIOLの手術を受ける前に、その歴史をちょっと知っておいても良いかもしれませんね。

その歴史はヨーロッパからスタート


フェイキックIOLの歴史は、まずヨーロッパから始まりました。眼科手術において高い医療技術を誇るヨーロッパでは、1986年よりフェイキックIOLの手術が行われています。また、高い安全基準を誇る「CEマーク」も1997年に取得しています。

フェイキックIOLとは、どのようにして生まれた?


強度の近視や乱視、遠視が原因で、裸眼での日常生活が難しい方が多くいました。裸眼生活をあきらめていたそのような方のために、フェイキックIOLはコンタクトレンズに近いレンズを眼の中に入れてしまうという、今まででは考えることのできなかった画期的な治療方法として考案されたのです。

「フェイキックIOL(有水晶体眼内レンズ)」の歴史は、1986年にヨーロッパで始まりました。最初に考案されたのは、角膜と虹彩のあいだにレンズを設置するという前房型の手術でした。その後、その高い安全性から、フェイキックIOLはアメリカ、カナダ、日本、その他の国でも認証され、今日に至っています。また認可をする国も年々増加しています。

高い基準を設けたアメリカFDAも、フェイキックIOLを認証


フェイキックIOLの手術には、すでに25年以上の歴史があります。ヨーロッパでは高い安全性を保証する「CEマーク」を1997年に取得していますが、アメリカでは世界で一番安全基準が高いといわれている「FDA」(日本の厚生労働省に当たる機関)が2005年12月にフェイキックIOLを認証しています。

その他の国では、カナダでは2001年に政府機関より認証されています。おとなりの韓国では2002年4月に認証を受けています。日本ではその前から安全性は確認されておりましたが、2010年2月に正式に厚生労働省より承認されています。

現在は世界64カ国で認可を受けており、165,000件以上の実績があります。また、日々症例数は増えており、そこからもフェイキックIOLの高い安全性が伺えます。

現在のフェイキックIOLは?


現在、フェイキックIOLは前房型、後房型とレンズを設置する場所が違う2つの方法があります。前房型は角膜と虹彩の間にレンズを設置します。レンズはオランダのOphtec社製で、Artisan(アルチザン)とArtiflex(アルチフレックス)の2種類のレンズがあります。後房型は虹彩と水晶体の間にレンズを設置する手術です。また、後房型の場合、使用するレンズは1種類です。