フェイキックIOL(ICL)は円錐角膜でも受けられる?

円錐角膜の人は残念ながらレーシック手術を受けることはできませんが、フェイキックIOL(ICLとも言います)なら施術が可能です。ただし、円錐角膜の人がフェイキックIOLで矯正できる視力は、メガネで矯正が可能な最高視力までとなります。

一般的にはメガネよりもハードコンタクトレンズの方が視力の矯正力は高いのですが、フェイキックIOLではそこまでの視力回復が見込めませんので、あらかじめ理解した上で手術を受けるかを検討しましょう。

円錐角膜とはどんな症状?


「円錐角膜」とは、普段あまり耳にしない言葉ですが、それがいったいどんな症状なのかみなさんはご存知でしょうか?円錐角膜とは、眼球内の角膜に発生する「非炎症性変性疾患」です。具体的には、角膜が薄くなってしまったことによって角膜の中心部分が突出し、角膜の曲率が小さくなってしまうという現象です。

円錐角膜が発症すると、物が歪んで見えたり、二重に見えてしまうという視界異常が現れます。円錐角膜はまだ解明されていないことが多いため、その発症理由や原因等は明らかになっていません。

現在は約1000人に1人の割合で発症し、思春期に発見された後に20〜30代にかけて症状が重くなってくると言われています。円錐角膜の人は、メガネやソフトコンタクトレンズを使用することで視力を矯正することができますが、これは軽度の場合です。症状が悪化してくると、ハードコンタクトレンズを使用しないと視力矯正が難しくなってしまいます。

円錐角膜の人が通常のレーシック治療を受けれない理由


円錐角膜の人は通常のレーシック手術を受けることはできません。角膜をきりとってフラップを形成するというレーシック手術は、円錐角膜の人の薄くなった角膜に大きな負担を与えてしまう可能性があるからです。

しかし、眼の中に人工レンズを挿入するという術式のフェイキックIOLであれば、角膜に負担を与えることはありません。そのため、通常のレーシック手術は不可能だった円錐角膜の人でも、フェイキックIOLなら視力矯正手術が可能となるのです。

フェイキックIOLでどこまで視力を回復できるか?


フェイキックIOLなら円錐角膜の人でも視力矯正が可能ですが、回復できる視力には限界があります。メガネやソフトコンタクトレンズで矯正できる範囲までは視力を上げることができますが、ハードコンタクトレンズと同じレベルまで視力を矯正することはできません。

クリニックによっては、円錐角膜の人には「角膜内リング」などの施術を薦めていることもあります。それぞれの特性を理解したうえで、自分が納得のいく術式を選びましょう!