フェイキックIOL(ICL)とレーシックの違いとは?

フェイキックIOL(ICLとも言います)と、レーシック手術にはいくつか違いがあります。最も大きな違いは手術の方法です。フェイキックIOLは眼球内にレンズを設置して視力を矯正する手術で、「前房型」と「後房型」の2種類の手術があります。

レーシック手術は角膜を切開してフラップを形成し、特殊なレーザーを照射していくことで視力を矯正する手術です。レーシック手術の術式にもいくつかの種類があり、人により向き不向きがあります。

眼球内にいれるレンズで視力を矯正する手術


フェイキック(Phakic)とは「有水晶体」という意味で、IOLとは「Intra Ocular Lens(イントラオキュラーレンズ)」を短縮した略語で「眼内レンズ」という意味です。今までのレーシック手術とは異なり、フラップを成形をして視力を矯正するのではなく、眼球内にいれるレンズで視力を矯正する手術です。

フェイキックIOLには「前房型」と「後房型」があり、前房型は角膜と虹彩の間にアルチザン(Artisan)、またはアルチフレックス(Artiflex)というレンズを設置します。それぞれのレンズには、眼球の状態により向き不向きがあります。

後房型は虹彩と水晶体の間にコラーゲンを含むシリコン製のレンズを設置します。レンズが柔らかく折りたたんで挿入できるので、手術の際に切開面を最小に抑えることが可能なレンズです。前房型と比べると歴史は浅いですが、ヨーロッパ、アメリカともに承認され、安全性も高い手術です。

フェイキックIOLはオーダーメード手術も可能


フェイキックIOL手術は従来のレーシック手術よりも手術費用がやや高くなることがあります。レンズによっては患者に合わせたオーダーメード手術になるため、どうしても時間や費用がかかってしまうのです。

価格はクリニックによっても異なりますが、大手クリニックの値段を見てみると、35万円前後〜50万円台くらいで手術を受けることができるようです。しかし、値段は高くてもレーシックにはないフェイキックIOLならではの魅力がたくさんありますので、そちらも理解した上で検討しましょう!

フェイキックIOLのメリットは?


フェイキックIOLはレーシック手術と比較して、不正乱視の発生率が低くなるというメリットがあります。患者の眼にあったレンズをセレクトして挿入できるので、手術後の違和感もありません。角膜が薄いという理由でレーシック手術を受けることができなかった人でもフェイキックIOLなら手術が可能なこともあります。