フェイキックIOL(ICL)は厚生労働省で認可されている?

フェイキックIOL(ICLとも言います)の手術に使われる後房型レンズは、日本において厚生労働省ですでに認可されている非常に安全性の高いレンズです。前房型レンズはまだ厚生労働省で認可されておりませんが、アメリカのFDA(厚生労働省にあたる)では2004年に認可されています。

また、双方ともヨーロッパではCEマーク(商品がすべてのEU加盟国の基準を満たした場合に与えられるマークで、安全性が非常に高い商品につけられ、EEA(欧州経済領域)やトルコ、スイスで販売する場合は取得が必要)を取得しており、前房型、後房型のどちらの手術方法も、とても安全性の高い視力矯正法であることは確かです。

後房型フェイキックIOLについて


後房型フェイキックIOLの手術は、今から15年以上前の1997年にすでにヨーロッパでは、CEマーク(安全性)の取得をしています。2001年にはカナダで認可を取得、2002年に韓国にて取得をしています。

そして2005年に世界でも基準が高いと言われているアメリカFDA(厚生労働省にあたる)でも高い安全性が確認され、現在ではすでに64カ国で認可を受けている手術方法です。日本では2003年より治療が実施され、2010年2月に厚生労働省で認可が下りました。

厚生労働省に認可を得てからは、フェイキックIOLの手術の安全性が非常に高いということが一般的に認識されるようになり、急速に普及してきています。全世界で20万件以上(2011年1月現在)の症例があります。日本よりも一足先にフェイキックIOLが普及した韓国では、近視などの視力矯正手術の約10%以上がフェイキックIOL手術を占めるほどになっています。

前房型フェイキックIOLについて


前房型レンズは現在厚生労働省で認可されていませんが、こちらも非常に安全性の高い手術だと考えてよいでしょう。現在使われている前房型フェイキックIOLのレンズは、オランダのOphtec社製の虹彩支持型レンズがほとんどです。

Artisan(アルチザン)とArtiflex(アルチフレックス)の2種類のレンズがあります。それぞれのレンズで適応範囲が異なるので、手術前の事前検査の結果によって、手術で使用するレンズを選択します。

レンズに使用されている素材は「ポリメチルメタクリレート」(PMMA)または「シリコーン製」で、メンテナンス無しで半永久的に使用できますし、安全性もとても高いものになっています。特にアルチザンの歴史は長く、今から35年以上前の1977年にヨーロッパでCEマーク(安全性)を取得しています。

2004年にはアメリカFDA(厚生労働省にあたる)により認可を受けています。安全性が高いことはすでに世界中で認められておりますし、歴史が長いぶん症例数も多くあります。