フェイキックIOL(ICL)で見え方の質は向上する?

フェイキックIOL(ICLとも言います)の手術を受けることで、見え方の質は明らかに向上します。ただ視力が上がるだけでなく、物を見る見え方の質が向上するため、クリニックの中ではレーシック手術よりも、フェイキックIOLの手術を進める場合もあります。

なぜフェイキックIOLは術後の見え方が向上する?


それでは、なぜフェイキックIOLの手術によって見え方の質が向上するのか、その理由を説明します。フェイキックIOLの手術は通常のレーシック手術のように角膜を削る必要がないために、通常のレーシックに比べてコントラスト感度の低下が少ないことが理由の一つとして挙げられます。

とくに、夜間に問題となる「ハロ・グレア現象」(夜間の光などがにじんで見えたり、眩しかったりする症状が起こること)を生じにくいことなど、今までのレーシック手術と比べても、質の高いよりクリアな見え方が期待できるのです。

眼内のレンズは半永久的に使用可能


さらに眼内に設置したレンズは半永久的に使用でき、問題が起きない限り交換する必要がないために長期にわたって安定した視力、見え方を維持することができます。また、万が一問題が起きた場合でも、再手術によって眼内に設置したレンズを交換したり取り出すことで、問題の起きた視力の調整をしたり、今までのご自身の眼の元の状態に戻すことも可能です。

フェイキックIOLによりクリアに見える視界


通常のレーシック手術の後には、高次収差の増加やコントラスト感度の低下が発生することがあります。しかし、それに対してフェイキックIOLの手術を行った後は、 高次収差の増加がなく、かつコントラスト感度がアップすることが多いのです。

コントラスト感度とは、わずかな色の濃淡を区別する能力です。この能力がアップするということは、「物の見え方」がとてもクリアになってくるということなのです。高次収差とは、光学的な歪みであり、微妙に「見え方」に悪い影響を与える現象ですので、この値は増加しないことがベターです。

質の良いレンズで長期にわたって視力を維持


フェイキックIOLの前房型レンズには、「アルチザン」と呼ばれるハードコンタクトレンズと同じ材質のものと、光が通る部分にシリコンを使用している柔らかい材質「アルチフレックス」が使われます。「コラマー」というコラーゲンを含んでいる生体に適合する割合がとても高い材質でできています。

また後房型のレンズも同じように見え方が変わってきます。双方のレンズとも設置したあとの異物感がなく、一度挿入したあとは半永久的に取替も不要です。したがって長期にわたって良好な質の良い視力を維持することができるのです。